マーケティング初心者向け「100円のコーラを1000円で売る方法」
タイトルが気になっていて前々から読もうと思っていた「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んだ。
会計ソフトをテーマにして、主人公の宮前久美がいかに消費者にして販売を促進していくかという視点で書いた物語形式の内容になっている。
例えばタイトルにあるように「100円のコーラを1000円で売る方法」として、筆者がリッツカールトンでルームサービスで1000円のコーラを頼んだ事例を紹介して、付加価値をつけて売る方法を紹介していた。
他には安易な値下げは消費者には受け入れられないという事例も紹介していた。
登場人物も個性派が揃っていて、読んでいて笑ってしまうストーリーだった。
その後、2作目、3作目と続編が出たので現在シリーズ3部作となっている。
2作目も3作目も同様に会計ソフトをテーマにしているが、2作目は業績悪化から回復するための戦略や差別化戦略といったように戦略を中心としていた内容となっていた。
3作目はイノベーションをテーマにした内容になっていて、iphoneやkindleがなぜ世界標準の製品として利用されているのか、有料で1万人に売るか、無料で100万人に使ってもらうかgoogleやFacebookといったネットビジネスの方法論について述べられていた。
一気に読み進められるストーリー仕立てのおもしろい内容で、マーケティング初心者向けの1冊だと思う。
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