マーケティングの勉強として「明日の広告」を読んでみた感想
ここいらでマーケティングの勉強として、佐藤尚之さん著の「明日の広告」を読んでみた。
筆者は電通出身の広告マンとして、CMプランナー、Webプランナーなどを経て現在はクリエイティブ・ディレクターとして活躍中。
本の内容はインターネットの普及により、情報過多の時代となってしまった今日、いかにして消費者に広告を見てもらえるかといったことを中心に語っている。
インターネットでの情報があまりにも増えすぎて、既存のマスメディアでの広告は消費者にあまり見られることなくスルーされている。
その理由は古き良き時代のお茶の間があった家庭では、みんながテレビの前に座っているからCMといった広告は見てもらえたが、今日ではそのお茶の間もないことから広告を見てもらう機会が減ったとのこと。
さらにはHDDレコーダーなども発達していることからCMスキップされる始末。
また、ソーシャルネットワークも発達したことにより、見ず知らずの広告マンが作った押し売りに近い広告よりも、身近の友達による口コミの方が信頼される。
読んでいてほんと「なるほどなー!」と思うことがたくさんあった。
広告を単なる広告ととらえず、「消費者へのラブレター」としてもっと消費者本位で考えて届けるということは本当にその通りだと思った。
どのメディアを使って伝えるかではなく、消費者はどんな何を欲しがっているか?
そのためにはどういった方法、メディアで伝えるのが最適か?
そして消費者へのコンタクト・ポイントを増やすにはどのようにしていくか?というように勉強になることがたくさんあった。
事例として紹介していたスラムダンクの1億冊感謝キャンペーンは、ほんと感動のキャンペーンだったんだなと思った。
つーか、1億冊ってほんとすげ~な~!
何より井上雄彦さんのプロ意識がすごい!「明日の広告」を読んでいたら、スラムダンクもまた読みたくなってきた。
中学ん時、スラムダンクめっちゃ読んでたなー!
友達になんでもかんでも「これ30円で売ってくれ!」なんて言ってたし(笑)
マーケティングについて、いい知識を得ることが出来た1冊だと思ったのでオススメします。
この記事へのコメントはありません。